ふらふらするよ

ふらふらするよ

写真、美容、筋トレ etc 日常生活。普段仕事でめっちゃ文章書いてるから、ブログは日本語を気にせずに好き勝手に書きたい

初めて嘘をついた日

20代の私は息をするように嘘を付いていた。
嘘がさらなる嘘を招き、つじつまを合わせるためにまた嘘をついた。

いつから嘘つきだったのかと言うと、たぶん小学生のときから。

 

実は、初めて嘘をついた日を覚えている。
私が小学校2年生ぐらいのとき、晴れた日に母親が外で洗濯物を干していて、

「ふらちゃん、昨日ピアノの練習した?」

と聞いてきたのだ。

 

私は母親が不在だったのを良いことに練習してなかった。
それにもかかわらず「やった」と言った。
次の瞬間めまいがしてぶっ倒れ、コンクリに頭を打ち付けた(マジ)。

母親はたいそう心配してくれて、その日は学校を休んだ。

 

この記憶が本当なのか、自分で捏造しちゃったのかはわからないけど、とにかく風景やその時の気持ちまでよく覚えている。
あの日から嘘をつきだしたように思う。

 

定期代をかさ増しして親に請求した。
付き合ってる人に嘘をついた。
SNSのアカウントをいくつも作って表では言えないことを言いまくってた。
その他にも多分一生分の嘘をついたからか?

今はまったく嘘がつけなくなってしまったww
いまや裏表など全く無い。
いや、さすがに社会生活を送る上での性格の使い分けはしているけど。

体調を心配してくれる知人に対して「昨日何食べた?」と聞かれて
(えっ…ケーキ2つ食べたけど血糖値心配して聞いてくれてるから少なめに言っちゃう!?怒られるし!?)
という思考回路が働いても
「えっ!け、ケーキたべた、ふふふふふたつごめん…でも疲れてたからさあ!!」
みたいな挙動をしてしまう。
嘘はついてないのに、嘘をつこうとした瞬間に挙動不審になっちゃうんだなあ。

 

「嘘をつかない」ということは良いことのように聞こえるけど、実際はそうでもないと思う。真実によって傷つけられる人も少なからずいると思うからだ。

だから一概に良いとは言えないけど、今は生きるのがめちゃくちゃ楽になった。

 

嘘がバレるかな?と怯えなくて良い。それだけでも頭と心に余裕ができてのびのびと生きていける。

 

次に嘘を付く日はくるのだろうか。
願わくば、来ないでほしいなあ。